昔から一夜飾りを嫌いますから、三十日までに玄関や神棚、台所などの注連を飾ります。 東京近辺では伊勢海老、橙、歯朶、穂俵などで飾ります。 注連は、標、占、七五三とも書いて、占有や制示を示すものですから、歳の神を迎えるための清浄な区画を意味します。 古くは年縄と呼ばれ、注連飾は男の役目とされていました。 注連を飾ると女衆は、正月のご馳走・節料理の仕上げにかかります。
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