新巻鮭(あらまきざけ)・塩鮭(しおざけ)・塩引(しおびき)・塩じゃけ(しおじゃけ)
酒の腹を割いて薄塩し、菰に巻いて上から藁縄で巻いたものが新巻で、歳暮の贈答に欠かせない物でしたから、師走の街中には新巻を提げた人をよく見かけたものです。 新巻より塩を濃くしたのが塩鮭で、長く保存もできました。 新巻の語源は、塩蔵する際に藁苞(わらづ)にするので、「わらまき」(藁まき)と呼ばれ、特に新しく巻くから新巻となった、と物の本には見えます。
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