月冴ゆる(つきさゆる)・月氷る(つきこおる)
鏡のように青白く澄みわたる月に古人は、「すさまじ」のイメージを抱いてきました。 「月冴ゆる」も、そんな語感の延長線上に生まれた季語でしょう。 さっと時雨が晴れて現われた月も、雪を降らせながら輝く月も、同様に冬の月ですが、古来日本人が抱いてきたイメージからは外れます。
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