一陽来復(いちようらいふく)
二十四節気の一つで、陽暦では十二月二十二日、二十三日頃に当たります。
一年で一番日の短い日で、一番長い夏至よりも4時間50分も短い勘定になります。
陰が極まり、翌日から陽が戻り日が長くなりますから、この日を一陽来復とも呼びます。
外国でもこの日を、容器の回復や太陽の誕生の日ととらえ、中国では天子が天を祀る「郊天の儀」をこの日に行いましたし、クリスマスの行事も、陽気回復の風習がその裏にはあります。
南瓜を食べ、柚子湯に入る風習にも、衰弱からの再生への思いが込められています。