季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■冬の虹(ふゆのにじ)

冬の虹は夏の虹ほど色は鮮明ではありませんが、枯々とした景の中に立つ虹だけに、見た人の心に与える衝撃は大きいようです。
比叡山から降りてくる時雨によってできる虹は、その虹の太い柱が琵琶湖上を自在に移動します。
冬の雨だけでなく霧の上にできる虹、月を光源とする虹も、季節が冬であれば趣も違ってきます。
ギリシア神話の神イリスは虹の神で、天と地を結ぶ使者とされますが、そんなところへ心が届くのも、冬ゆえの憧れかもしれません。


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