季語について


十二月の季語

大雪
(たいせつ)
冬ざれ
(ふゆざれ)
冬の虹
(ふゆのにじ)
短日
(たんじつ)
盤渉調
(ばんしきちょう)
冬の夜
(ふゆのよる)
冬の月
(つゆのつき)
冬凪
(ふゆなぎ)
ならい 空風
(からかぜ)
冬の霧
(ふゆのきり)
山眠る
(やまねむる)
枯園
(かれその)
水涸る
(みずかる)
初氷
(はつごおり)
波の花
(なみのはな)
冬眠
(とうみん)

(おおかみ)
冬木立
(ふゆこだち)
冬芽
(ふゆめ)
千両
(せんりょう)
冬籠
(ふゆごもり)
屏風
(びょうぶ)
火鉢
(ひばち)
湯婆
(ゆたんぽ)
湯気立て
(ゆげたて)
悴む
(かじかむ)

(ひらめ)
河豚
(ふぐ)
新巻
(あらまき)
師走
(しわす)
冬至
(とうじ)
柚子湯
(ゆずゆ)
歳暮
(せいぼ)
年用意
(としようい)
年の市
(としのいち)
門松立つ
(かどまつたつ)
注連飾る
(しめかざる)
小晦日
(こつごもり)
年越
(としこし)
年越の祓
(としこしのはらえ)

■千両(せんりょう)

仙寥(せんりょう)・草珊瑚(くささんご)・実千両(みせんりょう)

その名前の豪勢さで、万両とともに正月の花材として欠かせません。
古くは千両より仙寥で表記されていて、『抛入花伝書』(1684年)では、葉が蓼に似ているとして仙寥をとり、『花壇地錦抄』(1695年)でも仙寥の表記をしています。
千両の名が出るのは江戸も後期で、藪柑子科の唐橘の異名「百両金」にまさる意味で付けられたと言いますから、江戸っ子の気概が読めます。
草珊瑚も異名ですが、これも贅沢な名前です。


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