ふく・ふくと・ふくとう・虎河豚(とらふぐ)・真河豚(まふぐ)・赤目河豚(あかめふぐ)・針千本(はりせんぼん)・箱河豚(はこふぐ)
「河豚は食ひたし命は惜しし」は江戸時代の庶民の思いでしたが、事実、虎河豚1匹で30人分の致死量の毒があるので、河豚は試験を通った調理人しか扱えません。
3枚におろした肉を絵皿の模様が透けるほどに薄くそいで並べた薄造りは、醤油に果実酢を落とし薬味に分葱を添えます。
鰭酒はほどよく焼いた鰭に熱燗を注ぎ蓋をし、1分ほどして蓋を取る際、点火してアルコール分を飛ばします。
河豚ちりは刺身を取った後の骨や頭に春菊、豆腐などを合わせた鍋です。
「てっちり」とも言いますが、鉄砲(当たれば死ぬ)の河豚の俗称の略です。