季語について


十一月の季語

秋寂ぶ
(あきさぶ)
秋の霜
(あきのしも)
釣瓶落し
(つるべおとし)
冷まじ
(すさまじ)
枯草の露
(かれくさのつゆ)
柳散る
(やなぎちる)
熊の架
(くまのたな)
蛙穴に入る
(かわずあなにいる)
立冬
(りっとう)
小春
(こはる)
冬めく
(ふゆめく)
冬日和
(ふゆびより)
小雪
(しょうせつ)
冬旱
(ふゆひでり)

(こがらし)
名の木枯る
(なのきかる)
霜枯
(しもがれ)
枯葉
(かれは)
朽葉
(くちば)
木の葉髪
(このはがみ)
冬紅葉
(ふゆもみじ)
帰り花
(かえりばな)
室咲
(むろざき)
茶の花
(ちゃのはな)
冬の鳥
(ふゆのとり)
七五三
(しちごさん)
酉の市
(とりのいち)
冬構
(ふゆがまえ)
敷松葉
(しきまつば)
冬耕
(とうこう)
麦蒔
(むぎまき)
葛湯
(くずゆ)
生姜湯
(しょうがゆ)
大根
(だいこん)
冬菜
(ふゆな)

■生姜湯(しょうがゆ)

生姜を下ろした金でおろし、砂糖を加え、熱湯を注いだだけの飲みもので、時には蜜柑(みかん)の皮を加えて香り付けをします。
これも葛湯同様、初期の風邪や予防に効きます。
生姜の解毒、健胃効果は昔から言われてきます。
慶安の変(1651年)の折、由井正雪(ゆいしょうせつ)の一党が玉川上水に毒を流しましたが、たまたま下水で老婆が生姜を洗っていて毒が消えた―は、生姜市繁栄にまつわる伝説ですが、話半分にしても生姜の薬効には耳を傾けるべきです。


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