季語について


十一月の季語

秋寂ぶ
(あきさぶ)
秋の霜
(あきのしも)
釣瓶落し
(つるべおとし)
冷まじ
(すさまじ)
枯草の露
(かれくさのつゆ)
柳散る
(やなぎちる)
熊の架
(くまのたな)
蛙穴に入る
(かわずあなにいる)
立冬
(りっとう)
小春
(こはる)
冬めく
(ふゆめく)
冬日和
(ふゆびより)
小雪
(しょうせつ)
冬旱
(ふゆひでり)

(こがらし)
名の木枯る
(なのきかる)
霜枯
(しもがれ)
枯葉
(かれは)
朽葉
(くちば)
木の葉髪
(このはがみ)
冬紅葉
(ふゆもみじ)
帰り花
(かえりばな)
室咲
(むろざき)
茶の花
(ちゃのはな)
冬の鳥
(ふゆのとり)
七五三
(しちごさん)
酉の市
(とりのいち)
冬構
(ふゆがまえ)
敷松葉
(しきまつば)
冬耕
(とうこう)
麦蒔
(むぎまき)
葛湯
(くずゆ)
生姜湯
(しょうがゆ)
大根
(だいこん)
冬菜
(ふゆな)

■酉の市(とりのいち)

お酉さま(おとりさま)・酉のまち(とりのまち)・一の酉(いちのとり)・二の酉(にのとり)・三の酉(さんのとり)・熊手市(くまでいち)・おかめ市(おかめいち)・頭の芋(かしらのいも)

十一月の西の日に行われる鷲(おおとり)神社の祭礼で、古くから酉のまち、お酉さまと称し親しまれて来ました。
鷲神社は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀り、開運、商売繁盛の神ですが、東京・千束の鷲神社は、江戸時代より武運の神として武士の信仰があり、近くの遊廓(ゆうかく)・吉原とも結びついて賑わいました。
当日の参詣者は、縁起者の熊手を値切り、土産の頭の芋や黄金餅(こがねもち)を買います。
三の酉まである年は火事が多いと、今でも言われます。


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