秋の落日(あきのらくじつ)
一般に「秋の日は釣瓶落しのよう」と、日暮れの速さを言う言葉を季語にしたもので、まったく新しい季語といえます。 釣瓶を井戸に落とすときの速さを比喩として使った言葉ですが、釣瓶が私たちの日常から消えた今、「釣瓶落し」もまた死語になりそうです。 その意味では、鉄砲を連射する釣瓶打ち、垂直に立つ絶壁の形容、釣瓶立も死語になります。 同じ比喩で、五島列島では「秋の日落し」と、鉈を振りおろす速さで言いますが、この鉈とても死語といえます。
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