秋寂び(あきさび)
「寂ぶ」には、優美に振る舞うとか、閑寂で渋い味わいのあることなどプラスの語感もありますが、大方は寂しくなる、さびれる、衰えるといったマイナスの語感のほうが強く、この「秋寂部」もこの部類に入ります。 秋深し、暮の秋などより、くれてゆく秋への哀惜を込めた、かなり主観的な季語と言えます。
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