一年中で最も降水量が少ないのが冬ですから冬旱が起きます。 稲作始め作物への影響が深刻ですので、旱と言えば夏の季語ですが、冬旱の場合は作柄への心配より、乾ききった風景に視線が向けられます。 とは言っても、冬野菜作りには深刻ですし、雨水を飲料水に使っている人たちには死活問題です。 旱魃(かんばつ)の魃は旱を司る神の意ですから、作物の出来が心配な夏の旱には、各地で雨乞(あまごい)の祈願をしました。
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