返り花(かえりばな)・帰り咲(かえりざき)・二度咲(にどざき)・忘れ花(わすればな)・狂い花(くるいばな)・狂い咲(くるいざき)
小春日和に誘われて時節外れの花を付けるのが帰り花です。
これには、春咲きの桜や山吹などが、いったん秋の寒さを経て後、小春を春と勘違いして花を咲かせるものと、藤や木蓮などが、春の花芽が順調に育たず、小春に咲くもの、の二つのタイプがあります。
「帰り花」には擬人法で、もう一度帰って来られたという思いが込もりますが、狂い花や狂い咲には、花々への蔑視(べっし)が感じられます。