秋霜(しゅうそう)・秋の初霜(あきのはつしも)
北海道や東北地方、それに高地では立冬前にも霜が降りますが、秋の霜には、降りるはずのない時節や地域の驚きの意が込められます。 ですから秋の早霜と春の遅霜は農家を困らせるのです。 激しいことの譬えとして使われる「秋霜烈日」もそのことを言い当てています。 「霜を履みて堅氷至る」も、霜を踏む季節を経て、やがて硬い氷の張る冬が訪れるの意ですから、霜は本格的冬の到来の前触れということになります。
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