野生の茶はそれまでもありましたが、日本の茶の栽培は、延暦二十四年(805年)、最澄が中国から種子を持ち帰ってからと言われていますから、日本人との付き合いも既に1200年になります。 花は新梢(こずえ)に一つか二つ三つ付き、八月の末頃から十二月頃まで白色五弁の花を咲かせます。 椿や山茶花(さざんか)と近緑の花ですが、それらの華やかさがない分、茶人や通人に好まれる花です。
季語のページへ戻る