季語について


十一月の季語

秋寂ぶ
(あきさぶ)
秋の霜
(あきのしも)
釣瓶落し
(つるべおとし)
冷まじ
(すさまじ)
枯草の露
(かれくさのつゆ)
柳散る
(やなぎちる)
熊の架
(くまのたな)
蛙穴に入る
(かわずあなにいる)
立冬
(りっとう)
小春
(こはる)
冬めく
(ふゆめく)
冬日和
(ふゆびより)
小雪
(しょうせつ)
冬旱
(ふゆひでり)

(こがらし)
名の木枯る
(なのきかる)
霜枯
(しもがれ)
枯葉
(かれは)
朽葉
(くちば)
木の葉髪
(このはがみ)
冬紅葉
(ふゆもみじ)
帰り花
(かえりばな)
室咲
(むろざき)
茶の花
(ちゃのはな)
冬の鳥
(ふゆのとり)
七五三
(しちごさん)
酉の市
(とりのいち)
冬構
(ふゆがまえ)
敷松葉
(しきまつば)
冬耕
(とうこう)
麦蒔
(むぎまき)
葛湯
(くずゆ)
生姜湯
(しょうがゆ)
大根
(だいこん)
冬菜
(ふゆな)

■茶の花(ちゃのはな)

野生の茶はそれまでもありましたが、日本の茶の栽培は、延暦二十四年(805年)、最澄が中国から種子を持ち帰ってからと言われていますから、日本人との付き合いも既に1200年になります。
花は新梢(こずえ)に一つか二つ三つ付き、八月の末頃から十二月頃まで白色五弁の花を咲かせます。
椿や山茶花(さざんか)と近緑の花ですが、それらの華やかさがない分、茶人や通人に好まれる花です。


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