冬構する(ふゆがまえする)
冬の前に真っ先に行う防寒、防風、防雪の万般の作業が冬構です。 北窓を閉じ、目貼りをすることから、風除けを作ったり、雁木(がんぎ)を修繕したり、庭木に雪吊りを掛けたり、藁で囲ったり、果ては墓まで囲います。 今でこそ建物が堅牢(けんろう)になり、防寒や防風の手間は省けましたが、雪の深い地方では、まだ昔通りの作業が行われてます。 それだけに、春になり雪囲いを外したり、北窓を開く喜びはひとしおと言えます。
季語のページへ戻る