寒耕(かんこう)・土曳き(つちひき)・客土(きゃくど)
二毛作地帯の田圃(たんぼ)ですと、稲を刈った後、鋤(す)き起こし土塊を砕いて条をきり、麦を蒔(ま)きます。 畑なら甘藷(さつまいも)や大豆を収穫した後、やはり耕して麦を蒔くのが普通です。 一毛作地帯でも、稲を刈った後荒起こししておきました。 これを秋田起こしと言い、土が凍り風が当たることで、土が肥えると信じられていたからです。 これら全てを総称して冬耕と言いますが、寒さの中での体力の要る作業でした。
季語のページへ戻る