苔などを霜や雪の害から守るため、庭園や茶室の露地庭などに枯れた松葉を敷くことを敷松葉と言います。 初冬の頃から厚めに敷き、寒さがむにつれて薄く掻き取っていきます。 茶道では、炉開きとともに敷き、年明けから少しずつ取り除いて、炉塞ぎまでに全部取り払うことになっています。 松の落葉を集めて使いますが、松の脂(やに)が苔の成長によくないところから、青松葉を煮沸(しゃふつ)して赤く干し上げた物を使うぜいたくな敷松葉もあります。
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