山萩(やまはぎ)・鹿鳴草(しかなきぐさ)・鹿妻草(しかつまぐさ)・玉見草(たまみぐさ)・初見草(はつみぐさ)・古枝草(ふるえぐさ)・初萩(はつはぎ)・萩の花(はぎのはな)・野萩(のはぎ)・白萩(しらはぎ)・小萩(こはぎ)・こぼれ萩(はぎ)・萩の戸(はぎのと)・萩見(はぎみ)
秋草の代表として秋の七草に挙げられますが、『万葉集』の時代には、芽や芽子と書いて「はぎ」と読ませていました。
萩は毎年、古い株から芽がでるので「生え芽(はえき)」が語源とされたからです。
その『万葉集』には、植物では最も多い140首が入集しています。
秋の花に似つかわしい萩の表記は大分遅れて平安時代になってからでした。
しかし、萩は国訓で、漢字では河原蓬(かわらよもぎ)または楸(ひさぎ)の意になります。