立春の日から220日目が二百二十日です。 この二百二十日と、10日前の二百十日の頃は、台風が日本本土に最も接近する時分で、ちょうど稲の開花にぶつかり警戒されていました。 今より田植えが遅かった時代は、二百十日が早稲の、二百二十日が中稲(なかて)の、更に二百三十日が晩稲(おくて)の開花時ですから、この厄日は稲の開花日と見事に合致します。 「二百十日の荒れは二百二十日に持ち越す」の言い伝えは、二百十日に来る台風は大被害をもたらすとの譬え(たとえ)です。
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