月白(つきしろ)
月がまさに昇ろうとして、東の空が明らむことを月白と呼んで、名の月を賞でる折のたまらない一瞬です。 また月そのものを指す言葉としても使われますし、男子が冠の下の髪を半月形に剃ったものを言います。 後者は月代、月額と書いて「さかやき」と読む方で、江戸時代の庶民の間にも流行しましたが、これも半月形に剃るのですから、月に縁のある言葉と言えます。
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