秋高(しゅうこう)・天高し(てんたかし)・空高し(そらたかし)
中国の初唐の杜審言(としんげん)の詩の一節「秋高くして塞馬(さいば)肥ゆ」が出典とされています。 「塞」は要塞の地、砦の意ですから、中国北方の詩なのでしょう。 どこか「人間万事塞翁が馬」の塞翁をも想像させます。 秋の長雨・秋霖(しゅうりん)が済むと、空は透み高く感じられます。 鰯雲や鯖雲などの巻積雲をはじめ、巻雲など上層雲も秋高しの演出をしてくれます。
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