秋の長雨・秋霖(しゅうりん)も過ぎ、台風も日本本土から遠ざかる頃の川や海の透明さを、水澄むとしている歳時記もありますが、秋の水と同義で、海や川、湖沼に限らず、手水(ちょうず)でも厨(くりや)の水でもよく、そこに澄明さを感じることで十分です。 研ぎ澄まされた刀剣を「秋水(しゅうすい)」と言うくらいですから、それを見る人の主観が強く働いた季語と言えます。
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