寒晒(かんざらし)・寒晒粉(かんざらしこ)
寒の水に米などの穀類や馬鈴薯、生姜などを浸け、のちに陰干しにすることです。 とくに白玉粉で知られる寒晒粉は、糯米を石臼で挽いて粉にし、寒の水に浸け、毎日水を替えてから、陰干しにして寒気に晒して仕上げます。 このほか豆腐や餅を寒晒にした凍豆腐や凍餅も、広義の寒曝と言えます。 また、寒中に搗いた寒餅は日持ちがよく、寒中に搗いた米には穀象虫がわかないと言われ、寒搗きがよく行われました。
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