御鏡(おかがみ)・餅鏡(もちかがみ)・具足餅(ぐそくもち)
正月用のお供え餅で、昔の金属鏡に似た丸く平たい餅を、関東辺りでは三宝の上に重ねます。 これを伊勢海老、橙、串柿、昆布、裏白などを添えて、中国の想像上の不老不死の霊薬があるとされる蓬莱山の形に似せて飾ります。 武家では床の間に飾った具足の前に紅白の鏡餅を置きました。 一月十一日の鏡開きに、汁粉などにして食べますが、これを六月一日まで残し、長寿を祝う歯固めの行事に使うところもあります。
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