寒九の雨(かんくのあめ)
一月四日、五日から30日間が「寒」ですが、その寒に入って9日目が寒九で、その日に雨が降ると、春が近いとか、豊年の兆しといって喜ばれましたし、雨水が薬になると飲まれもしました。 「寒」には人に模して注目される日が他にもあり、寒太郎(初日)に寒さが厳しいと夏には旱になるとか、寒四郎(4日目)に雨が降ると、その年の天候が悪く不作につながるなどと言われます。 これは、寒さがその年の作物の予祝を占う時期でもあったからです。
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