季語について


一月の季語

新年
(しんねん)
初春
(はつはる)
元旦
(がんたん)
初晴
(はつばれ)
初詣
(はつもうで)
鏡餅
(かがみもち)
淑気
(しゅくき)
初荷
(はつに)
七日正月
(なぬかしょうがつ)
松の内
(まつのうち)
七種
(ななくさ)
小正月
(こしょうがつ)
小寒
(しょうかん)
寒九
(かんく)
寒の内
(かんのうち)
冴ゆる
(さゆる)
大寒
(だいかん)
凍滝
(いてだき)
厳寒
(げんかん)
寒土用
(かんどよう)
寒昴
(かんすばる)
天狼
(てんろう)
霧氷
(むひょう)
雪しまき
(ゆきしまき)
雪明り
(ゆきあかり)
寒曝し
(かんざらし)
福寿草
(ふくじゅそう)

(ゆずりは)
水仙
(すいせん)
白鳥
(はくちょう)

■天狼(てんろう)

狼星(ろうせい)・青星(あおぼし)

冬の南天に見える大犬の首星シリウスの中国名が天狼です。
全天でも最も強い青白光を放つところから日本名は青星と言います。
「シリウス」はギリシャ語で「焼き焦がすもの」の意で、古代エジプトでは、毎年この星が夏の夜明け前に、太陽に先立って東天に現れ始めると、ナイル川の水量が増し始めるとされていました。
「天狼のひかりをこぼす夜番の柝」などの天狼の句を詠み、自らの主宰誌名を「天狼」とした山口誓子は、幼時に樺太(サハリン)で見た冬空の印象が強かったからです。


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