冴え(さえ)・月冴ゆる(つきさゆる)・霜冴ゆる(しもさゆる)・声冴ゆる(こえさゆる)・風冴ゆる(かぜさゆる)・鐘冴ゆる(かねさゆる)・影冴ゆる(かげさゆる)
「冴」には凍るように冷たいとともに、「澄みわたる」や「鮮やか」の意もありますから、目にしたものや、耳にしたものに冠して、「月冴ゆる」「鐘冴ゆる」のように比喩的にも使います。 寒気が屈折なく、夾雑物を経ず、直に届く感じで、特に夜の澄み切った空気の中で感じる寒さとでも言えましょうか。
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