七日の節句(なのかのせっく)
元日から始まる朔旦正月は七日で終わり、松も外されますが、望(満月)の日を年の始めとする占い正月(小正月)では、この七日が年取りの準備の日、つまり物忌開始日に当たります。
ですから、この日に作る七種粥は、病疾を祓う意味がありました。
七種を刻む際、「唐土の鳥が日本の国へ渡らぬ前に七種ならず・・・・」などと唱え大きな音をさせますが、音声により唐土の鳥(『荊楚歳時記』では鬼鳥)などの邪気を祓う効果があると考えたからです。
前日は六日年越と呼んで、大晦日に相当する日です。