新春(しんしゅん)・迎春(げいしゅん)・明の春(あけのはる)・今朝の春(けさのはる)・千代の春(ちよのはる)・御代の春(みよのはる)・四方の春(よものはる)・今日の春(きょうのはる)・国の春(くにのはる)・君の春(きみのはる)・家の春(いえのはる)・おらが春(おらがはる)
陰暦を使っていた時代は、新年と春がほとんど一緒にやってきましたから、春とはまた新年のことでした。
その名残が、新春以下の沢山の季語に生きています。
しかし、この後にやってくる「寒」のことを思えば厳冬のさなかですから、「春」は体感よりイメージが先んじた言葉と言えましょう。
春の語源は、「晴る」であり、「張る」で、万物発生の意ですから、一層その感を強くします。