正月の天地の間に満ちている春の瑞祥の気をこう呼びます。 もともとは漢詩に使われる言葉だったものを、北村季吟が「増山の井」で新春の季語に採用して以来、後続の歳時記もこれを受け、新春の季語に定着したいきさつもあります。 近世までは新年の祝詞として使われましたが、今日では歳時記の中にだけ存在する言葉になりました。
季語のページへ戻る