菊菜(きくな)・しんぎく・茼菊(しゅんぎく)・高麗菊(こうらいぎく)
秋に蒔くと早春には収穫でき、お浸し、和物、または鍋料理でその香りを堪能できます。
生長すると四月、五月ころに野菊に似た花をつけます。
原産地はヨーロッパといわれていて、わが国に渡来したのは、明国から戦国時代のころだろうと伝えられています。
主に関西地方で「菊菜」の名で重用されていましたが、東京近辺でも食べるようになったのは、そのずっと後です。
今では促成栽培の普及でいつでも手に入り、鍋物には欠かせない素材となりました。