日脚伸びる(ひあしのびる)
昼が最も短い冬至を過ぎますと、一日一日わずかずつ日が長くなり、一般にも「一日に畳一目ずつ」日が長くなるという言い方があります。 寒明けに近くなると、一層その思いが募るのも、寒さが厳しいゆえなのかもしれません。 本来の日脚とは、雲間や木立の間から差す日光を脚に見立てた言葉で、日矢と同じです。 「日蝕、雨降る。日脚見えず」のように古くから使われた言葉です。
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