わかさき・鰙(わかさぎ)・若鷺(わかさぎ)・桜魚(さくらうお)・雀魚(すずめうお)・あまさぎ・ちか・しらさぎ
淡水に生まれ、海に下って育ち、再び淡水に戻って産卵するところは鮭や鱒に似ていますが、湖沼に移植されて陸封魚となったものもあります。
真冬の湖上の氷に穴をあけて釣る“穴釣り”がもっとも知られていますが、春は網による漁が盛んで、産地として霞ヶ浦、琵琶湖、宍道湖などが有名です。
ものの本には、「駿河にすゝ゛めの魚、常陸にさくら魚、伯耆にしらさぎ、出雲にあまさぎといふ。
漢名しれず」と地方の呼び名を紹介していますが、東北、北海道ではちかと呼んでいます。