はじき豆(はじきまめ)
豆の中では一番早く出回り、あっという間に季節を終えます。 筍と同じように、九州から順に“走り”が北上して来ますので、今では比較的長く食卓に上がります。 蚕豆の字は、豆の莢(さや)がさなぎになる前の蚕に似ているからですが、時々、飲み屋のメニューに天豆や空豆の当て字を見るとうれしくなります。 東京の浅草の三社祭(さんじゃまつり)や神田祭のころを最後に、八百屋の店先から姿を消し、代わって枝豆の季節となります。
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