季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■沙羅の花(しゃらのはな)

夏椿(なつつばき)・さらの花(さらのはな)

木肌がインド産の沙羅樹(さらじゅ(しゃらじゅとも))に似ているところから沙羅の名はもらいましたが、実は別種のため、植物学上は花の形から夏椿と呼んでいます。
沙羅樹は建築用のラワン材ですが、釈尊の涅槃(ねはん)の折、二本の木が一本になる沙羅双樹の伝説があり、それにあやかった日本の沙羅の花にも、そんな神聖さが及んでいることは確かです。
本物の沙羅樹の方は、気候、風土の違う日本では、まず見られない木ということになっています。


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