木布(きぬの)・生平(きびら)・太布(たふ)・葛布(くずふ)・藤布(ふじぬの)・芭蕉布(ばしょうふ)・麻布(あさふ)
草木の皮の繊維で織った布で、晒(さら)していないものを呼びます。 苧麻(ちょま)(からむし、とも)または大麻で織った粗い麻布は生平とも呼び、葛の繊維を緯糸(よこいと)に使った布を葛布と呼ぶなど、織り目が粗く、肌触りもさわやかなので、帷子(かたびら)など夏の衣料の材料に使われました。 生活様式の変わった現代人には無縁となった素材です。
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