季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■更衣(ころもがえ)

衣更う(ころもかう)

かつては陰暦の四月朔日(ついたち)を更衣とし、宮中では衣装だけでなく、室内の装飾、調度品までかえました。
江戸時代には宮中の例にならい武家や民間でも更衣をし、四月一日から五月四日っまでが袷衣(あわせ)、五月五日から八月末までは帷子(かたびら)、九月一日から同八日までが袷衣(あわせ)、九月九日から翌年三月末までが綿入れ、となっていましたが、陰暦はとは言え現代人にはピンときません。
今では、制服のある学校や公務員、鉄道職員などに限られ、一般人は、暑くなって上着を脱げば、それが更衣です。
秋の更衣は「後の更衣(のちのころもがえ)」と言い、更衣と区別しています。


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