季語について


五月の季語

清和
(せいわ)
風薫る
(かぜかおる)
葉桜
(はざくら)
八十八夜
(はちじゅはちや)
新茶
(しんちゃ)
新樹
(しんじゅ)
若緑
(わかみどり)
新緑
(しんりょく)
端午
(たんご)
菖蒲葺く
(しょうぶふく)

(ふじ)
立夏
(りっか)
夏めく
(なつめく)
卯の花腐し
(うのはなくたし)
麦の秋
(むぎのあき)
小満
(しょうまん)
青嵐
(あおあらし)
万緑
(ばんりょく)
時鳥
(ほととぎす)
あやめ 薔薇
(ばら)
沙羅の花
(しゃらのはな)
田植
(たうえ)
早乙女
(さおとめ)
麦刈
(むぎかり)
上簇
(じょうぞく)
更衣
(ころもがえ)
生布
(きぬの)
蚕豆
(そらまめ)
初鰹
(はつがつお)

■麦の秋(むぎのあき)

麦秋(ばくしゅう)・麦秋(むぎあき)

麦の黄ばむころを麦の秋と呼びますが、麦秋は陰暦四月の異名です。
「秋」の語源をたどれば穀物の成熟収穫の季節ということですから、麦の秋の言い方は、季節は夏でも理にかなうことになります。
「むぎあき」に対して、秋の稲の取り入れのころも「こめあき」と言いますから、これも理にかなっています。
一面に黄ばんだ麦畑から立ち上る諸奥物の乾く匂いや埃の匂いに郷愁を感じる人は多いはずです。


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