風鈴売(ふうりんうり)
中国から伝来し、中世のころ上流社会で用いられましたが、次第に大衆化しました。
金属製のほか硝子や陶製、貝なども利用されます。
大きな枠にたくさんの風鈴を吊って売り歩く風鈴売の風情は、東京の夏の風物詩でした。
屋台に風鈴を付け、夜売り歩くのは風鈴蕎麦で、明和(1764年~1772年)のころに流行、価十二文だったという記録もあります。
棋力に差がある人が、九子を置いた碁は井目ですが、もっと差があるとさらに四隅に石を置く井目風鈴となります。
ぶら下げるという風鈴の語感の活用でしょうか。