旱魃(かんばつ)・夏旱(なつひでり)・旱続き(ひでりつづき)・大旱(たいかん)・旱空(ひでりぞら)・旱天(かんてん)・旱年(ひでりどし)・旱草(ひでりぐさ)・旱畑(ひでりばた)・旱雲(ひでりぐも)
真夏の旱は、作物、とくに稲の出来に大きくかかわってきます。
池も小川も井戸も涸れ、田の面にはひびが入り、稲の開花に影響が出ます。
そんな時人々は、神仏に雨乞いの祈願をします。
旱魃の「魃」は旱の神ですから、旱を神格化しながら、人々は畏敬の念を寄せていたことになります。
雑ぜ返すようですが、「男ひでり」「女ひでり」のように、あるべきものが不足している場合にも旱を使います。