夕凪ぐ(ゆうなぐ)
朝凪と同様に、海風と陸風の入れかわるときの現象で、それまで吹いていた海風がぴたりと止みますから、日暮れ時といえ暑さもひとしおです。 打水や団扇で凌いでも浴衣は背中まで汗がぬけます。 いきおい外で夕涼みをすることが多く、縁台将棋や夜店、手花火、蛍売りなど、暑さ凌ぎの習俗が生まれましたが、今は昔の感があります。
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