彼岸中日(ひがんちゅうにち)・彼岸太郎(ひがんたろう)・入り彼岸(いりひがん)・さき彼岸(さきひがん)・初手彼岸(そてひがん)・終い彼岸(しまいひがん)・彼岸ばらい(ひがんばらい)・彼岸会(ひがんえ)・彼岸参(ひがんまいり)・彼岸寺(ひがんでら)・彼岸講(ひがんこう)・彼岸舟(ひがんぶね)・彼岸団子(ひがんだんご)・彼岸過(ひがんすぎ)
凡俗の此岸から見た悟りの境地が彼岸ですが、その此岸から、日が西に沈む西方浄土に思いをはせることが彼岸の行事です。
陽気もよくなるころで、農事の始まる前の骨休めの時季でもありました。
また、太陽の中心が春分点に達して昼夜の長さが等しくなるのが彼岸の中日で、かつては歴代の天皇・皇后の霊を祀る春季皇霊祭の日でしたが、現在は春分です。
彼岸太郎は彼岸の入りの日ですが、「彼岸太郎、八専二郎、土用三郎、寒四郎」と言い、春の彼岸の第一日、八専(壬子の日から葵亥までの12日間)の第二日、夏の土用の第三日、寒の第四日-が晴天ですと、その年は豊作と言われるところから、彼岸の入りの晴天を願った言葉です。