季語について


三月の季語

啓蟄
(けいちつ)
春雷
(しゅんらい)
春の風
(はるのかぜ)
春塵
(しゅんじん)
山笑う
(やまわらう)
春の雪
(はるのゆき)
雪崩
(なだれ)
雪の果
(ゆきのはて)
春光
(しゅんこう)
春の土
(はるのつち)
水温む
(みずぬるむ)
水草生う
(みずくさおう)
紫雲英
(げんげ)
木の芽
(このめ)
桃の花
(もものはな)
椿
(つばき)
鳥帰る
(とりかえる)

(つばめ)
田打
(たうち)
種蒔
(たねまき)
剪定
(せんてい)
桃の節句
(もものせっく)
お水取
(おみずとり)
春分
(しゅんぶん)
社日
(しゃにち)
彼岸
(ひがん)

(にしん)
菜の花
(なのはな)
摘草
(つみくさ)

■山笑う(やまわらう)

笑う山(わらうやま)

北宋の画家・郭煕の「山水訓」の、「春山淡冶にして笑ふが如く、夏山は蒼翠にして滴るが如し。
秋山は明浄にして粧ふが如く、冬山は惨淡として眠るが如し」から引用して、春夏秋冬の山をそれぞれ「山笑う」「山滴る」「山粧ふ」「山眠る」と季語にしたものです。
春の山の「山笑う」も言い得て妙ですが、擬人法になっているため、使い方としては大変難しい季語といえます。


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