翹搖(げんげ)・げんげ・げんげん・げんげんばな・五形花(げげばな)・蓮華草(れんげそう)・碎米薺(れんげばな)・げんげ田(げんげだ)・げんげ摘む(げんげつむ)
稲の収穫後の田に撒き、翌春すき込んで緑肥にしますが、すき込む前の一面の紫雲英田は、日本の農村地帯の典型的な風景でした。
見渡す限りの花野は、「紫雲」の文字にふさわしい景色です。
蓮華の花に似ているところから蓮華草とも言いますが、一般には「げんげ」より「れんげ」の言い方の方が多いようです。
『大和本草』にも、「碎米薺 京畿の小児これをれんげばなと云」とありますから、「れんげ」の呼び方は随分昔からあったことが分かります。