銀杏や欅などの葉が秋に黄色くなることを黄葉とか、同じ文字を書いて「もみじ」と言いますが、この葉が散ることを黄落と呼んでいます。 楓などの赤い葉の散り方より明るく、しかも一斉に散ります。 ことに東京・本郷の東大構内のように銀杏並木の多いところでは、葉の茎が離れるとき発する銀杏の強い匂いが漂います。 七十二候の晩秋・霜降の二候に「草木黄落」とあり、ここから生まれた季語です。
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