野の錦(ののにしき)・山の錦(やまのにしき)・秋の錦(あきのにしき)・錦秋(きんしゅう)・草木の錦(くさきのにしき)
秋の山野の彩りを古人は、錦に譬えてこう表現しました。 錦はもともと、いろんな色の糸によって文様を織り出した高級織物のことですが、後に比喩的に、色彩の鮮やかなものに使われ、なかでも紅葉の譬えとして定着しています。 また、秋風を「金風」と言うように、中国の五経説では、金を秋に配していますので、「金」と「錦」の秋への関わりもどこかにありそうです。
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