汐干(しおひ)・汐干潟(しおひがた)・汐干船(しおひぶね)・汐干貝(しおひがい)・汐干籠(しおひかご)
彼岸のころの大潮は彼岸潮(ひがんじお)とも言われ、一年中で干満の差が一番大きいため、海浜が遠くまで干上がり、汐干狩には好都合となります。
浅蜊(あさり)や蛤(はまぐり)、馬刀貝(まてがい)などが素手で採れるため、格好の磯遊びとなります。
東京の品川沖や芝浦沖、京阪の住吉の浜、堺の浦などが、かつての汐干狩の名所でした。
古くは潮の干満を潮汐と呼び、満ちてくる潮を「潮」に、返る潮を「汐」としていますから、「潮干狩」より「汐干狩」の法が正しいようです。