季語について


四月の季語

日永
(ひなが)
麗か
(うららか)
春日和
(はるびより)
長閑
(のどか)
清明
(せいめい)
風光る
(かぜひかる)
春昼
(しゅんちゅう)
春の宵
(はるのよい)

(おぼろ)
春雨
(はるさめ)
菜種梅雨
(なたねづゆ)
鳥曇
(とりぐもり)
春の海
(はるのうみ)
春潮
(しゅんちょう)
春眠
(しゅんみん)
春興
(しゅんきょう)

(さくら)
花の雨
(はなのあめ)
花水木
(はなみずき)
桜草
(さくらそう)

(たけのこ)
山椒の芽
(さんしょうのめ)
踏青
(とうせい)
汐干狩
(しおひがり)

(さえずり)
百千鳥
(ももちどり)
春蝉
(はるぜみ)
穀雨
(こくう)
行く春
(いくはる)

■汐干狩(しおひがり)

汐干(しおひ)・汐干潟(しおひがた)・汐干船(しおひぶね)・汐干貝(しおひがい)・汐干籠(しおひかご)

彼岸のころの大潮は彼岸潮(ひがんじお)とも言われ、一年中で干満の差が一番大きいため、海浜が遠くまで干上がり、汐干狩には好都合となります。
浅蜊(あさり)や蛤(はまぐり)、馬刀貝(まてがい)などが素手で採れるため、格好の磯遊びとなります。
東京の品川沖や芝浦沖、京阪の住吉の浜、堺の浦などが、かつての汐干狩の名所でした。
古くは潮の干満を潮汐と呼び、満ちてくる潮を「潮」に、返る潮を「汐」としていますから、「潮干狩」より「汐干狩」の法が正しいようです。


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