季語について


四月の季語

日永
(ひなが)
麗か
(うららか)
春日和
(はるびより)
長閑
(のどか)
清明
(せいめい)
風光る
(かぜひかる)
春昼
(しゅんちゅう)
春の宵
(はるのよい)

(おぼろ)
春雨
(はるさめ)
菜種梅雨
(なたねづゆ)
鳥曇
(とりぐもり)
春の海
(はるのうみ)
春潮
(しゅんちょう)
春眠
(しゅんみん)
春興
(しゅんきょう)

(さくら)
花の雨
(はなのあめ)
花水木
(はなみずき)
桜草
(さくらそう)

(たけのこ)
山椒の芽
(さんしょうのめ)
踏青
(とうせい)
汐干狩
(しおひがり)

(さえずり)
百千鳥
(ももちどり)
春蝉
(はるぜみ)
穀雨
(こくう)
行く春
(いくはる)

■春潮(しゅんちょう)

春の潮(はるのしお)・彼岸潮(ひがんじお)

北西の季節風が止むと、暖流が流れ込むため、海の色も澄んだ藍色に変わってきます。
この時季はまた潮の干満の差も大きくなってきますから、干潮の時ははるか沖合いまで潮が退いて、潮干狩りに向くようになります。
潮の干満を古くは潮汐と呼び、差して来る潮を「潮」と、返る潮を「汐」としていましたから、潮が退いた後の潮干狩りには、「汐干狩り」の表記の方が正確なのかもしれません。
この潮干狩りは、もっとも干満の差が大きい彼岸のころ行われますから、この時節の汐を彼岸潮ともいいます。


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