清明節(せいめいせつ)
二十四節気の一つで、陽暦の四月五日ごろに当たります。
清明は、清浄明潔の略で、この時節になると草花も咲きはじめ、小鳥達もにぎやかにさえずりだすような、万物が清明になると考えられていました。
四季の変わり目には火を改めることを先人はしてきましたが、中国の唐・宋の時代には、この日の清明節で、楊柳(柳)の木で火種を作り、新火として百官(もろもろの役人)に配る制度があったようです。
また、この日に踏青をする風習があり、日本にも伝えられましたが、野遊び程度に考えられた踏青も、中国では、もっと深い信仰的意味合いがあったようです。